スーパーアニュエーションの手当について

Q&Aスーパーアニュエーションの手当について

 

Q:私はスーパーアニュエーションに加入していますが、どのような補償や手当があるのかよく分かりません。ケガや病気をして働けなくなった場合、どのような手当があるでしょうか?

 

A:一般的にスーパーアニュエーションには、障害手当てと死亡手当が含まれています。これらの手当ての申請は、病気やケガの原因に関係なく、具合が悪くなったり、ケガを負ったという事実さえあれば手続きを開始することができます。また、障害手当は、センターリンクやワークカバーなどの機関から手当を受けている場合や、その他の請求手続き途中でも申請可能です。以下、障害手当と死亡手当を簡潔にまとめると、

 

障害手当

病気やケガにより6か月以上仕事を休んでおり、自分の職歴や資格に適当な職を得ることが不可能だと判断される場合、障害手当が受給資格があると考えられます。

 

障害保険の申請には以下の2点を証明しないといけません。

1.ケガや病気によって仕事ができないこと

2.今までの教育やトレーニング、そして経験を活かせる職業が他にないこと

 

死亡手当

死亡時には保険加入者の配偶者や子供、または他に加入者が指定した人に一括で補償金が支払われます。

 

死亡手当や障害手当は給料の額に関係なく、通常一括での補償金の支払いとなります。また、通常この補償金には税金がかかりません。

 

手当の支払い額は、加入者に送付されるBenefit Statementや保険証書のスケジュールで確認することが出来ます。但し、これらの書類は複雑で分かりにくいことが多く、申請後すべての審査が終わるまで通常3ヶ月以上の期間を要します。また、手続きに関して保険会社やスーパーアニュエーションファンドが助けになってくれるかというと、必ずしもそうではないというのが現状のようです。手続きにかかる期間や複雑性を加味した上で、家計が圧迫される前に然るべき対応がとれるよう、受給資格があると思われる方はできるだけ早く手当の申請を行うべきだといえます。

 

尚、保険手当の申請が却下された場合でも、その判断に対して再審理の請求をすることが可能です。保険会社やスーパーアニュエーションファンドは再審理の請求があった際は申請を再検討することが義務付けられており、場合によっては新たな証拠の提出が許されることもあります。再審査で却下されたとしても、その判断があまりにも妥当ではないと考えられる場合は、裁判所を通じて更なる保険手当の申請の再考を申し出ることができます。